リネンの産地

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リネンの産地について(2)

 現在、リネン産業というのはとても分業化が進んできているそうです。亜麻の栽培・収穫から始まり、繊維の抽出、リネン糸に紡いでいく紡績、布状に織り込む製織、そしてそれらをリネン製品として加工する仕上げまで、時にはそれらが別々の地域で行われ…私たちの手元に届くまでに、リネンは全国各地でカタチを変えながら運ばれてきます。

 一口でリネン素材 といっても、その質感は様々です。それがリネンの面白いところでもあるのですが、いざ生地や雑貨を手にとってみると、タグの表記は「麻」としかないことが多々あります。リネンは亜麻科の植物を原料としており、ラミー (芋麻)、ジュード (ジュード麻)、ヘンプ (大麻)、ケナフ (洋麻)といったほかの麻原料とは異なるのですが、日本では「麻」としてひとくくりにされて表記されていることが多いようです(「lin100%」「linen100%」と表記されていることもあるようです。このようなときは、安心ですね)。

 一生付き合えるほどに丈夫で身近なリネンだからこそ、その産地や製法について、できることなら知っておきたいものです。お店に寄った際に、店員さんにそれとなく聞いてみたり、事前に商品の情報を見比べてみたりして、自分に合うリネンを積極的に試してみるのも面白いかもしれませんね。

リネンの産地について(2)

リネンの産地について(1)

 リネンは一年草の亜麻科の植物(フラックス)を原料にしています。この植物は寒冷な地域 によく育ち、アイリッシュリネンとして知られている北アイルランド (UK)から、リトアニア (バルト三国)、ベルギーフランススウェーデンポーランドオランダベラルーシロシア など、ヨーロッパや北方の涼しい気候の国々で盛んに栽培されています。また、日本(北海道 )などでも、産業資材用途として亜麻の生産が行われました。

 よく、商品の紹介欄やタグなどに「〜リネン」という表記があります。これは、一般的にはそのリネンが収穫された地域をさしています。また一方、「〜リネン」とあったときは、その商品が加工・製品化された地域を表すもので、こちらの表示しかない場合、必ずしもリネンが収穫された原産地を示しているとは限らないようです。

リネンの産地について(1)